第1子妊娠発表後、初めての外遊としてオセアニアを歴訪中のヘンリー王子とメーガン妃。
オーストラリア訪問2日目となった現地時間10月17日、夫妻が国内で最も深刻な干ばつ被災地域ダボにあるビクトリア公園を訪れた際、まるで奇跡のような出来事が起きた。
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現地住民たちから熱烈な歓迎を受ける夫妻。
長年に渡って続いている干ばつが自殺者まで出るほど人々の暮らしに暗い影を落としている同地に、ヘンリー王子とメーガン妃が足を踏み入れたこの日、なんと急に待望の雨が降ったのだ。
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大粒の雨の中、隣で傘をさすメーガン妃とともにスピーチを行ったヘンリー王子は、雨が多い母国イギリスの気候にかけて「この雨は私たちからの贈り物です」と一瞬ジョークを交えながらも、干ばつ被害の深刻さに言及。「みなさんは2年にもおよぶ干ばつに耐えていらっしゃいました。この“歓迎の雨”は素晴らしいですが、干ばつ被害からの回復にはもっとたくさんの雨が必要となります。何カ月も乾燥が続き、何の手立ても無いなかで希望を失わずにいることは、とても大変なことだと察します」と現地の人々の心中を案じた。
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さらに、地方で増加している若い男性たちの自殺についても思いをめぐらせたヘンリー王子は、「真の強さや男らしさというものには、必要なときに誰かに助けを求めることができるかどうかということも含まれます。一人で静かに苦しむ必要はないのです」と、鬱や不安に苦しむ人々に辛いときは躊躇せず、周囲に救いを求めるよう促した。
この日、“恵みの雨”が降る前、ヘンリー王子とメーガン妃は現地の畜産農家の人々に教わり、家畜へのエサやりなども体験。ヘンリー王子は、雨で少し地面がぬかるんだ場所では、身重のメーガン妃の手をしっかりと握り、サポートしていた。
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(フロントロウ編集部)