ファンのお願いに即効「ノー」
映画『ボヘミアン・ラプソディ』で主人公のフレディ・マーキュリー役を演じたラミ・マレックの名前がツイッターの世界トレンドに急浮上した。
トレンドに急上昇した10月上旬といえば、まだ世界で映画『ボヘミアン・ラプソディ』が公開されておらず、公開に向けてラミがテレビの収録や取材などのPR活動で大忙しだった時。
そんな時に、世界中からラミの名前が大注目を浴びた。その理由は、映画とはまったく関係ない、とあるファンと一緒に映った1本の動画から。
ラミの出待ちをしていたファンによって収められたこの動画には、ラミと自撮りを撮ろうとするファンの様子が映されている。
ラミが快くそのファンに近づき、絶好のシャッターチャンス…!と思いきや、ファンが動画で「友達に挨拶してくれる?」とラミにお願いすると、なんとラミは即答で「ノー」の返答。
まさかの反応にひるむファンに、ラミは「でも写真は一緒に撮れるよ。それでもいい?」とフォローのひと言を添えて終わるこの動画が、瞬く間に拡散。
THIS IS PROBABLY THE MOST EMBARRASSING THING TO EVER HAPPEN TO ME pic.twitter.com/qIesyA3eWQ
— xan (@enemyfiIm) 2018年10月30日
ラミが動画を撮りたいファンの要望を断るだけの動画なのだが、ラミの即答ぶりが、どういうわけかネット民に大ウケし、ラミの発言をパロディにしたミーム(Meme)が多数作られ、「Rami Malek」という名前が世界トレンドに急上昇した。
ラミから「ノー」と言われたファンは、「あの時ラミは急いでいたし、ラミがお願いを断ったのも理解できるわ。彼はすごくいい人だった」と言うように、今回はラミの態度が炎上したわけでは決してなく、ファンの期待をぶった切るような痛快な即答ぶりに世界中から注目が集まった。
思わぬ出来事でトレンド入りしたラミは、米E!Newsで「僕はこういう人間なんだ。どう解釈するかは自由だけど、僕はファンが大好き。ファンがいなければ僕はここにいないよ。だから出来るだけファンとの時間を作るようにしている」と語ると、当時の出来事を「世界中を旅していると、人間として保守的になってしまう」ことから、ファンに「ノー」と言ったと振り返った。
続けて「動画は面白いと思ったから、『エレンの部屋』に出演する時にネタにしようかな(笑)」と宣言。
宣言通り、ラミはトーク番組『エレンの部屋』に出演した時に、エレンとセルフィーを撮影して、ほとんど活用していない自身のインスタグラムに投稿。
コメントとして「写真はいつも大歓迎だよ」と書いて、世界トレンドを賑わせた話題に触れた。(フロントロウ編集部)