中間選挙で女性が大きな勝利をつかむ
現地時間11月6日にアメリカで行われた中間選挙で、民主党が8年ぶりに下院を奪還したことが大きな話題となったが、その裏で女性たちが大きな勝利を手にしていたことがわかった。
ドナルド・トランプ米大統領への反発から一気に広がった「ウィメンズ・マーチ(Women's March)」のような女性の権利を訴える活動や、昨年から活発化しているMeToo運動など、これまで以上に女性の活躍を求める声が多く上がるなか、今回の中間選挙ではなんと史上最多となる女性議員が誕生。
上院と下院合わせて過去最多となる合計113人の女性が当選を果たした。
また、ミシガン州とカンザス州では、民主党の女性候補が共和党の現職男性議員に勝利を収める“ジャイアントキリング”を成し遂げ、アイオワ州、メイン州、サウスダコタ州、米領グアム島では初の女性知事が誕生した。
さらに今回の中間選挙では、米史上初となるネイティブアメリカンやイスラム教徒の女性議員のほか、州史上初となる黒人の女性議員も誕生するなど、非白人女性の躍進が目立つ結果に。
女性議員の数が増え、多様性が増したことで、これまで以上に女性やマイノリティの人たちの声が代弁されることが期待されている。(フロントロウ編集部)