レディー・ガガがカリフォルニアで発生した山火事で住居を追われた人々が滞在する避難所を訪問。自らピザやコーヒーを搬入し、被災者たちを激励した。(フロントロウ編集部)
カリフォルニア州全土を襲った山火事により、住居を失ったり、危険から逃れるために避難シェルターでの生活を余儀なくされる人々が続出。
子供やお年寄りを含むたくさんの人々が身を寄せ合うようにして不安な時間を過ごす中、カリフォルニア南部の街マリブにある自宅から止むなく避難したシンガーのレディー・ガガがロサンゼルス市内にあるシェルターのうちの1つに足を運んだ。
ワールド・カインドネス・デー(世界親切デー)だった現地時間11月13日、赤十字避難センターが設置されているパシフィック・パリセーズ高校を訪れたガガは、ブルーのスウェットに「MALIBU(マリブ)」と自宅がある街のロゴが入った野球帽をかぶったラフなスタイルで登場。
すっぴん姿の彼女は、近隣のピザ店からテイクアウトした大量の焼きたてピザを自ら抱え、避難所の中へ。
突然の大スターの登場に驚く被災者たち一人ひとりに優しく声をかけると、「みなさんがとても大変な思いをしているのはよく分かります。みなさんの多くが、痛みを感じていることも分かっています。私に言えるのは、私はこれからもみなさんのために祈り続けるということ。みなさんのことを思い続けるわ。一人ひとりに愛を送ります」とスピーチした。
約90分間にもわたって被災者たちと交流したガガは、98歳という高齢にしてシェルターでの生活を強いられた女性の枕元に寄り添って歌ったり、心に不安を抱えている人々に対して、施設内に駐在する心理カウンセラーに悩みを打ち明けるようにとアドバイスしたりしたという。
さらに、ガガは、コーヒーチェーンのスターバックス(以下スタバ)と自身が母シンシア・ジャーマノッタとともに運営しているチャリティ団体「ボーン・ディス・ウェイ・ファンデーション」のコラボチャリティ企画も実施。
カリフォルニア市内のスタバの来店客たちに、山火事の消火や復旧活動にあたっている消防士たちに宛てた感謝の手紙やぬり絵つきのメッセージカードを贈るよう呼びかけるといった、心温まる活動を展開している。
スターバックスの店舗を訪れたガガの母シンシア(左から2番目)。
(フロントロウ編集部)