原作との“決定的な違い”が理由
映画『ミッション:インポッシブル』シリーズなど、これまで数々のアクション映画で主役を張ってきたトム・クルーズが主演する映画『ジャック・リーチャー』シリーズの続編が制作されることはもうないと、原作者のリー・チャイルドが英BBCラジオのインタビューで断言した。
その理由はトムの身長にあるという。
原作の小説ではジャックは195cmの高身長という設定だが、映画でジャックを演じたトムの身長は170cm。そのため一部の小説ファンからは映画の公開前から不満の声が上がっていたが、そんなネガティブな批評を覆すトムの好演もあって、2016年には第2弾『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』も公開された。
しかし、原作者のリーは身長のことがずっと気にかかっていたようで、トム主演の映画シリーズはもう制作しないと決めたことを明かした。
「クルーズと一緒に仕事をするのはとても楽しかったよ。彼は本当に、めちゃくちゃナイスガイなんだ。でも、やはり読者が正しかった。リーチャーの体格は非常に重要であり、彼が彼であるための大きな要素なんだ。リーチャーが部屋に入ってくると、(その体格の良さと体の大きさからくる威圧感から)みんなに一瞬緊張が走るんだ。残念ながらクルーズは素晴らしい才能に恵まれているけど、その体格は持っていなかった」
ただし、『ジャック・リーチャー』の映像化自体を断念したわけではないそうで、今後は別の俳優を主演に迎えて、ストリーミングサービスのドラマシリーズとして生まれ変わることになるという。(フロントロウ編集部)