特異な作品が選出されるカンヌ映画祭の「ある視点部門」で大賞を受賞した北欧発の異色ホラー映画『ボーダー(原題)』をご紹介。(フロントロウ編集部)

人の罪悪感を嗅ぎ分けられる女性が主人公

 スウェーデン&デンマークの合作である『ボーダー(Border)』は、罪悪感を嗅ぎつけられる女性ティナが主人公。この能力を活かして入国審査官として働くティナが、勤務中にヴォレという怪しい男と出会うことでストーリーが展開する。

 彼が何かを隠していると感じるものの、それが一体何であるか分からないティナは、危険な香りを感じながらもヴォレに心惹かれてしまう。こうして知り合った2人は次第に距離を縮めていくのだが、彼と親密になる過程で、ティナは自分の隠された過去と自身の存在が何であるかについても知ることになり…。

 主演女優のエヴァ・メランデルは、予告編で見られる容姿になるために特殊メイクを施している。

画像: Border Trailer #1 (2018) | Movieclips Indie www.youtube.com

Border Trailer #1 (2018) | Movieclips Indie

www.youtube.com

 第71回カンヌ映画祭で「ある視点部門」に選出された『ボーダー』は、見事、大賞を受賞。この部門は、新しい視点や特異なスタイルを用い、従来とは異なる方法で物語を伝える映画を称えるもの。つまり『ボーダー』は、カンヌが“ユニークな映画”と認めた作品なのだ。

 批評家から高い評価を得ているだけでなく、辛口批評サイトのロッテン・トマトでも期待度96%を獲得している本作は、アメリカで10月26日に限定公開。日本での公開は未定。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.