世界中の国で法律により禁止されている「クローン人間」。技術的には可能だと言われているものの、倫理的・道徳的な理由から禁じられており、長年にわたってさまざまな議論がなされている問題。
恐ろしくもあり人の興味を刺激する、複雑なこのクローン問題。それを題材にした映画はこれまでにもたくさん作られているけれど、来年新たにSFスリラー映画『Replicas』が公開される。
ストーリーの中心となるのは、不慮の事故により最愛の妻と子どもを亡くし、一人残されたウィル。普段は神経科学者として、人間の記憶をロボットへと映すための研究に励んでいるウィルは、家族を失ったあまりの悲しみに、「禁じられた域」に足を踏み入れてしまう。それは、家族の複製、つまりクローン人間として家族を生き返らせること。
クローン技術を人間へ利用することは、政府、警察、法律の力で禁じられているものの、それを破ってしまったウィル。ついにはウィルの妻までも自分がクローンであることに気づいてしまい、さまざまな危機が次々にウィルへと降りかかる。
ウィルを演じるのは、ハリウッド俳優のキヌア・リーブス。そしてウィルの妻役を『スター・トレック』のアリス・イヴが演じる。
あなたがウィルだったら、禁じられているクローン技術に手を出さないと誓えますか?人間としての倫理について考えさせられるこの作品は、2019年1月11日全米公開。日本公開は未定。(フロントロウ編集部)