ダイアナ元妃がいつも気をつけていたこととは?
1997年8月31日にパリ市内のトンネル内で自動車事故のため亡くなったダイアナ元妃。この世を去ってからすでに23年の月日が経つものの、いまだに多くの人から愛されており、命日にはイギリスやフランスで献花に訪れる人々が目撃される。
ダイアナ元妃のいい人エピソードは数知れずあるけれど、今回は長年ダイアナ元妃をはじめ、イギリス王室のメンバーを撮影してきた王室専門カメラマンであるティム・ルークが、ダイアナ元妃のエピソードを米Us Weeklyのロイヤル専門のYouTubeチャンネルRoyally Usで語った。
ティムはダイアナ元妃が、「ある配慮」をしてくれたおかげで、最高な写真を撮ることができたと告白。ダイアナ元妃がカメラマンたちに行なった配慮とは、建物に入る前に後ろを振り向くということ。建物に入る前に後ろを振り向いてくれるという配慮は、顔をしっかりと写すことができ、写真に動きが出るため、写真を撮影する身からすればありがたいこと。
ティムは「多くの場合、私たちが行なっていることはとても退屈です。クルマからドアまで歩いているのを写すだけとなることもあります。けれどダイアナ元妃は、いつも建物の中に入る前に振り向いてくれていました。最後の1秒だけこちらを見てくれたため、いつも素晴らしい写真を撮影することが出来ました」とさりげない配慮のおかげで良い写真が撮れたことを明かした。
またティムは、「一方で最近の若いロイヤルファミリーは少し違います。彼らは挨拶をしている人と話す傾向があります。もちろん礼儀正しいことですが、ダイアナ元妃は写真を撮られていることを常に知っていたので本当に素晴らしかったです」と、長年ロイヤルファミリーを撮影しているからこその意見も登場した。
すべてのロイヤルファミリーができているわけではない「後ろを振り向く」という配慮は、最も写真を撮られた人の1人であるダイアナ元妃ならではのエピソード。ティムは最後に「彼女はとても暖かい人でした」と締めくくった。(フロントロウ編集部)