Google検索ランキング2018のアメリカ版では、もっとも検索された人物には緊急搬送されたデミ・ロヴァートや樹海の撮影で炎上したユーチューバーのローガン・ポール、検索ワードではワールドカップなど、2018年に世間を大きく騒がせた名前が並んだ。
では、ダイエット部門を制したのは? 1位に輝いたのは「ケトダイエット(ケトジェニック・ダイエット)」。ケトダイエットとは、太りにくい「ケトン体」体質にするというダイエット法。
今回はその「ケトダイエット」の気になる内容をご紹介!
脂肪をエネルギーに代えるダイエット!
ケトダイエットは、糖質から得られるエネルギー源の代わりに、体脂肪を燃焼することでエネルギー源にする「ケトン体」体質を作るというダイエット法。
ケトダイエットは、近年海外セレブの間でも根強い人気を集めていることでも知られており、リアリティスターのキム・カーダシアンや映画『トゥームレーダー』のアリシア・ヴィキャンデルをはじめ、ヴァネッサ・ハジェンズやハル・ベリーなども、この方法でダイエットに成功しているという。
糖質はエネルギーにもなるけれど、消費しきれなかったエネルギー源のグリコーゲンが脂肪となって体に蓄積するため、肥満に繋がるという。そのため、糖質をエネルギー源とする体質から、脂肪酸をエネルギー源とするケトン体質に変えることで、効率的なダイエットが可能になると考えられている。
まず、ケトダイエットの食事法では、炭水化物をはじめとする糖質をできるだけ制限することがポイントで、パンやお米などの炭水化物、果物、糖分の高いお菓子やジュース、加工食品などを避け、糖質の摂取量を1日60g以下に抑えるのが理想だそう。
その代わり、エネルギー源となる良質な脂質を多く取る必要があり、肉や魚、チーズ、豆腐などのたんぱく質が多く含まれる食品は積極的に取ることが推奨されている。また、ケールやホウレンソウなどの野菜を食べるのも良いそう。
ケトダイエットは、余分な脂肪をエネルギーとして燃焼する効果が高まるだけでなく、血糖値の乱れを抑え、食欲をコントロールすることもできるため、トータル的に太りにくい体を手に入れられるのも人気のヒミツ。さらに健康にも効果があることから、幅広く注目を浴びている。
体脂肪を燃やしやすくするケトン体質をつくるケトダイエット。体が低糖質に慣れるまでは、疲労感を感じることもあると言われているので、糖質を完全にカットするのではなく、まずはバランスの取れた食生活で調整していくのがベスト。
2018年にダイエット大国アメリカでもっとも話題を呼んだケトダイエットを、2019年に取り入れてみては?(フロントロウ編集部)