シンガーのザ・ウィークエンドとゲサフェルスタインによる新曲「ロスト・イン・ザ・ファイアー」のミュージックビデオが解禁された。

 以前もタッグを組んだことのある、シンガーのザ・ウィークエンドとフランス出身のDJ兼プロデューサー、ゲサフェルスタイン。ゲサフェルスタインは、世界最大級のミュージックフェスティバル、コーチェラで今年パフォーマンスをすることが決定しており、これから要注目のアーティスト。

 そんな2人が今回公開したミュージックビデオは、ブラックをベースとした色使いを基調に、スタイリッシュな雰囲気のなかに2人が現れるなど、洗練されながらもどこか奇妙さを感じる作品となっている。

画像: Gesaffelstein & The Weeknd - Lost in the Fire (Official Video) youtu.be

Gesaffelstein & The Weeknd - Lost in the Fire (Official Video)

youtu.be

 

 ミュージックビデオは公開後1日以内で、約210万回以上の再生回数を記録したが、それだけの注目を集めている理由は、どうも作品の質だけではなさそう。


 というのも、この「ロスト・イン・ザ・ファイアー」は、その歌詞がいくつかの異なる理由から物議をかもしているから。

 まず1つは、大御所ラッパー、ドレイクへのディス曲なのではないかというウワサ。曲中の「ピッタリな人と“ちゃんと”子どもを作りたい/僕は隠したりなんて絶対にしないから」という部分の歌詞が、隠し子疑惑が浮上し真実を隠し続けたあと、最終的に自身の楽曲のなかでその事実を認めたドレイクのことを批判しているという推測が。アーティストとの不仲説が絶えないドレイクだが、今回の件に対しては今のところ口を開いてはいない様子。

 もう1つは、同性愛に対する誤解が表現されている歌詞。その歌詞とは、「君は女の子が好きだって言ったけど/それはただ段階を踏んでいる途中なだけって言ったけど/その間、僕が君とストレートにヤってあげるよ」など。レズビアンの女性に対して、同性愛はただのいちフェーズに過ぎないという歌詞や、彼女を異性愛者に変えようとしているともとれる内容に、LGBTQ+コミュニティの人たちは「明らかなバイセクシュアル憎悪」、「この歌詞みたいな意見のせいで、幼いときに自分を隠さなければいけなかった」などと、ネット上で猛反発が起こっている。

 これらの件について、アーティストたちからのコメントはない。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.