サイクルで肌トラブルが現れやすいのが、生理前。肌がもっとも敏感になるうえ、皮脂分泌が多くなるため、肌はオイリーになりやすく毛穴もつまりがちに。そしてニキビなどの肌荒れを引き起こしてしまう。
そんな治っては現れるを繰り返すニキビや肌荒れを防ぐには、28日間のサイクルで変化するホルモンバランスに対応した「サイクリカル・スキンケア」が効果的だという。
ちょっとした心がけで取り入れられる「サイクリカル・スキンケア」とは？
１サイクル目：１～5日目 生理中
生理中はホルモンバランスが一番崩れやすい時。スキンケアコンサルタントのミーガン・フェルトンは、「生理中はエストロゲンが減るので、肌のうるおいが失われがちになるの」と英メディアByrdieにコメント。
生理中は水やハーブティーなどをたくさん飲み、フェイスマスクなどをして、できるだけ肌にうるおいを与えるのを心がけることがポイントだという。
２サイクル目：6～12日目
卵胞期のこの時期は、エストロゲンの働きが活発になり、体調が良くなってくるのを感じるステージといわれている。また、この時期は皮脂の分泌量が少なくなるため、肌も明るくなりツヤやかになっていく。生理が終わったこの時期に角質ケアを行なうと、美肌効果もさらに高くなるそう。
３サイクル目：13～18日目
排卵期でもあるこの時期は、エストロゲンの働きがピークを迎え、うるおいとツヤのある肌になる。この時期は、通常のスキンケアルーティンを行なうだけでもOK。
スキンケアブランド「ディシプル」の創設者シャーロット・ファーグソンは米メディアRefineryに、「この時期にはビタミンCの含まれたスキンケアアイテムを使用することで、肌に透明感とツヤをプラスできるわ」とアドバイスしている。
４サイクル目：19～28日目
黄体期に突入しているこの時期は、エストロゲンの働きが落ち始めるので、皮脂の分泌量が多くなりニキビができやすくなってくる。スキンケアコンサルタントのミーガンは、「肌がオイリーになると角質が取れにくくなるから、毛穴詰まりの原因になってしまうの」とコメント。
生理の１週間前から、角質ケアの効果が高いBHAが含まれるスキンケアアイテムや、毛穴からしっかりクレンジングできるサリチル酸の含まれる洗顔料などを使用して、毛穴づまりができる前に先手を打つことをオススメしている。
毎日接している肌も、ホルモンバランスによって日々変わっているのであれば、ケアの方法も変わって当然。心がけを変える程度で充分なので、これからは「今日は１サイクル目」などと考えながらサイクリカル・スキンケアを取り入れてみては。
また人によっては、月経周期が異なることもあるので、サイクリカル・スキンケアに挑戦する際には、まずは自分に合ったサイクルをチェック。（フロントロウ編集部）
