息子がアレクサに相談していたこととは?
米ニュージャージー州在住の女性が、算数の宿題をしていた6歳の息子が米アマゾン社のスマートスピーカーに内蔵されている音声アシスタントの「アレクサ」に宿題の答えを聞いているところを撮影した動画が話題になっている。
少々聞き取りにくいかもしれないが、アレクサに向かって「5−3の答えは何?」と問いかける声が聞こえる。高性能の人工知能が備わっているので驚くことではないが、アレクサから返ってきたのは「2」という正しい答えだった。
この時のことを振り返って母親は米New York Postのインタビューにこう語っている。
「いつものようにただ宿題をやっているだけだと思ってた。リビングルームでくつろいでいたら、息子がアレクサに算数の問題について質問する声が聞こえてきて、驚いちゃったわ」
ちなみに、母親によると上の動画の話にはまだ続きがあるそうで、あのあと少年はアレクサに「アレクサ、宿題を手伝ってくれてありがとう」と、ちゃんとお礼を言っていたそうだ。また、じつは算数は彼の得意科目だそうで、怠けてしまった時にかぎって母親に見られてしまったのだとか。
じつは、アマゾンはこういったかたちで子供の学習を手助けすることを視野に入れ、子供向けのアマゾンエコー「エコー・ドット・キッズ(Echo Dot Kids)」も発売しており、外国語の学習や専門的な知識を必要とするものには「最適」とする声が上がる一方で、自分で問題を解く機会を奪ってしまうことを懸念する声も多い。(フロントロウ編集部)