デミがアカウントを削除
デミ・ロヴァートが、スーパーボウルに関するジョークをツイートしたことが原因で、自身のツイッターアカウントを削除する事態に発展した。
事の発端は、デミがラッパーの21サヴェージ(21 Savage)の逮捕事件をからかったミーム(※)を発信したツイートから。
※ミーム(Meme):面白コメントつきの写真や、面白く加工した画像で、ネット上で拡散するアイディアや行動のこと。
米アトランタを拠点とするラッパーとして知られる21サヴェージ、本名シャヤ・ビン・アブラハム・ジョセフは、スーパーボウルが行われた同日である現地時間3日朝に、不法滞在の容疑で身柄を拘束された。
アメリカ人であると思われていた21サヴェージは、じつはイギリス人であることが発覚。旧イギリス植民地で現在はイギリス連邦の一国であるドミニカ共和国で生まれたとされる21サヴェージは、2005年に合法的にアメリカに入国。
しかし今回、ビザが切れた後もアメリカで生活を続けていたことが発覚したため逮捕された。
この違法行為で国外追放の可能性もある21サヴェージだが、ネット上では“じつはイギリス人だった”という驚きから、このことを面白おかしく表現するミームが大量発生。
これをデミが引用し、「スーパーボウルで一番のお気に入りは、今のところ21サヴェージのミームかな」とツイートしたところ、21サヴェージのファンを中心に大炎上。昨年、薬物過剰摂取で生死をさまよったデミのいじるバッシングが相次いで寄せられた。
また、21サヴェージの事件をジョークにする人々に腹を立てる人のなかには、ミーゴスのオフセットもおり、デミを名指しすることはなかったが、「誰かがトラブってるのに、ミームなんて面白くねえ。仲間に祈りを捧げる。面白くなんてない。あいつの家族は彼ひとりにかかっている」とツイートして怒りをあらわにした。
これに対してデミは、「私に冗談を言うならドラッグ抜きのオリジナルにして」「ファック、ツイッター。だから私はもうツイートしないの」と反論したが、ファンの怒りを収まらず、結局デミはツイッターをアカウントごと削除。
そしてデミは発言の場をインスタグラムのストーリーに移して、自身の言い分を吐き出した。
デミは「これが笑えるってツイートしたんだけど…」とコメントして、デミがツイッターにあげたミームを披露。
続けてデミは、「そして返事はこれ?」と、と冷酷なバッシングのコメントを連続して公開し、反論した。
「国外追放される人を笑ったわけじゃない。私にだって冗談にも程があるってわかっているわ…。それに私はそのことについてからかっていない。私が言いたかったのは、あのミームで彼が羽ペンを使っているという行為が面白かっただけ。失礼だと感じたなら謝ります。でも、誰かの依存症やましてや薬物の大量摂取をからかっていいわけがない」
不適切な発言で不快にさせた人に謝罪するとともに、自身のメンタルヘルスに関する批判の数々をからかった人々に反論した。(フロントロウ編集部)