ヴィクトリア・ベッカムがデザイナーとして重大決断をして、自身のブランド、ヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)で新たなことにチャレンジすることを発表した。(フロントロウ編集部)

 ヴィクトリア・ベッカムが自身のブランドで行なう新たなチャレンジとは、今後、ブランドでエキゾチック・スキンを一切使わないということ。

 エキゾチック・スキンとは、クロコダイル、ヘビ、トカゲや、エイ革で知られるスティングレイやファーなどのことで、昨年にはシャネル(Chanel)もこのエキゾチック・スキンを将来的に使用しないと発表したばかり。

画像: ヴィクトリア・ベッカムが「エキゾチック・スキン」の使用禁止を発表

 ヴィクトリア・ベッカムは、元スパイス・ガールズのメンバーで、サッカー選手のデビッド・ベッカムと結婚しているヴィクトリアが約10年前に立ち上げたファッションブランドで、シンプルながらもスタイリッシュなデザインが人気を博し、セレブたちも着用する一流ブランドへと進化を遂げている。

 ヴィクトリア・ベッカムの広報は、「2019年秋のレディ・トゥ・ウェアのコレクション以降、エキゾチック・スキンを使用しないことを認めます。この決断には、私たちブランド側だけでなく顧客の願いも反映されています」と米WWDに語っている。

ハイファッション界で広がるファーやスキンの禁止

 動物愛護や環境保護の観点からファーやエキゾチック・スキンを使用しないということはハイファッション界の“普通”となりつつあり、ヴィクトリア・ベッカムの広報が言うように、顧客もひと昔前とは違うエシカルでサステナブルなファッションに重きを置いている。

 ファーフリーやエキゾチック・スキンを使用しないというブランドは後を絶たず、ヴィクトリアがエキゾチック・スキンを使用しないと宣言した数日前には、3.1フィリップ・リム(3.1 Phillip Lim)も今回のコレクションでリアルファーを使用していないと明かし、エキゾチック・スキンの使用も将来的にしないと宣言。

 ヴィクトリア・ベッカムは当初からリアルファーを使用しないスタンスを取ってきたけれど、ファッション界がサステナブル思考にシフトしている今、エキゾチック・スキンの使用禁止も明言した。(フロントロウ編集部)

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