チャラヤン(Chalayan)は、フセイン・チャラヤンが1995年に設立し、2012年に現在の名前へと改名したファッションブランド。今回チャラヤンがロンドンファッションウィークで発表した最新コレクションでは40ルック以上がお披露目され、なかには顔を覆いつくすほど大きなオブジェを背負ってランウェイを歩くモデルも登場した。

そんなチャラヤンのコレクションで一際目を引いたのは、黒子の存在。普段ファッションショーでは黒子を使われることは滅多にないけれど、チャラヤンのコレクションでは黒子が大活躍。しかもその黒子の使い方がかなり斬新すぎた。

ショーの序盤に登場した黒子は、モデルとともにランウェイに登場。そして何をするかと思いきや、なんとその黒子は扇子でモデルをあおぎはじめた。それ以外はモデルと一緒に歩くだけで、黒子はただモデルをあおぐためだけに採用されたよう。また終盤にも黒子は登場し、お次はモデルが着用したワンピースの裾をヒラヒラさせ、動きを持たせるために登場した。
本来目立ってはいけない存在なのに、どうしてもそっちばっかりに目がいき注目を浴びた黒子。本来の目的では失格だけれど、コレクションを成功させるために活躍した。(フロントロウ編集部)