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イギリス君主のエリザベス2世が96歳で亡くなった。(フロントロウ編集部)

イギリス最長在位の君主、エリザベス2世

 25歳だった1952年2月に即位してイギリス最長となる70年英国君主を務めたエリザベス女王が死去した。96歳だった。

 エリザベス女王の父親は次男であるため、エリザベス女王は本来はイギリス君主になるはずではなかった。しかしエリザベス女王の叔父にあたるエドワード8世が、離婚歴のあるアメリカ人女性ウォリス・シンプソンと結婚するためにイギリス国王としての座を退位したため、その弟でありエリザベス女王の父親がジョージ6世として即位。その後ジョージ6世が亡くなったときに、長女であるエリザベス女王が25歳の若き君主として即位した。

 約70年の在位中には、第2次世界大戦や、ダイアナ元妃の死、EU離脱など数々の危機も経験。イギリス君主として最も多くの国を訪れ、ロイヤル・ファミリーの古いしきたりの改革も積極的に行なったエリザベス女王はどんなときもイギリスの象徴として国民に愛され続けた。(フロントロウ編集部)

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