第91回目となるアカデミー賞2019はコメディアンのケヴィン・ハートが差別発言を理由に司会の座から退いたため、主催する映画芸術科学アカデミーは司会者不在での開催を決定した。
アカデミー賞が最後に司会者なしで開催されたのは30年前の1989年。パフォーマンスなどを目玉にしたこの年は「史上最悪のオスカー」と酷評されて、この年以来、映画芸術科学アカデミーはつねに司会者を起用してきた。
そんな黒歴史があるだけに2019年のアカデミー賞も不安視する声があるのだが、そんな不安に、アン・ハサウェイがSNSでこうリアクションした。
「今日のショーで何があろうと、覚えておいてほしいの。もっと最悪がいたって。ハッピー、オスカー!」
アン&ジェームズ司会事件
アンが「もっと最悪」と呼んでいるのは、2011年に開催された第83回アカデミー賞授賞式の司会。
この年のオスカーは女優のアンと俳優のジェームズ・フランコが司会に抜擢されたのだが、2人のテンポやノリがなかなか合わず、ジョークのウケも微妙な結果となり、司会が失敗した年のひとつとして多くの人の記憶に残っている。
そんな自身の黒歴史を持ち出して、自虐ジョークたっぷりにオスカー開催を祝福したアン。
これにはセレブも大ウケで、コメント欄には「アン、あなたが大好き(女優のケイト・ボスワース)」「あなたがどれだけ面白いかもっとみんなに知ってもらいたい(コメディ女優のレベル・ウィルソン)」「ハハハハハ(ディズニー・チャンネル・スターのギャレット・クレイトン)」などと多くの反応が残された。(フロントロウ編集部)