15歳の時から自分でお金を稼いでいた
昨年、「史上最も若いビリオネア(億万長者)となる見込みがある女性起業家」として米Forbesで紹介されたカイリー・ジェンナー(21)の個人資産が、ついに10億ドル(約1,100億円)を突破したことが判明。
これにより正式に「一代(Self-made)で億万長者になった史上最年少の人物」に認定されたカイリーだが、なかには裕福で恵まれた家庭で育ったカイリーが“すべて自分の力とお金で成し遂げた”と見なされていることに対して疑問を呈する声も。
それについて、カイリーは米Paperのインタビューでこんな風に反論している。
「起業する前から大きな土台があったことは認める。(SNSなどで)すでにたくさんのフォロワーがいたし、大勢の人たちから注目されていた。でも、一代(Self-made)で財を築いたというのは事実よ。私は15歳の時に親から経済的に切り離された。自分で自分のお金を稼ぐように言われたの。お金を稼いで貯金する方法を学ぶ時が来たって。つまり私が言いたいのは、私にはビジネスを成功に導く土台があったけど、お金は親からもらったものではないってこと」
なんと日本の中学校3年生もしくは高校1年生にあたる15歳の時に、両親からの金銭的な援助を絶たれていたことを明かし、世間が思っているよりもずっと前から経済的に自立していたことを告白。
いまやアメリカで知らない人はいないカーダシアン&ジェンナー家(※)の日常に密着した人気リアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』に幼少期から出演するカイリーは、コスメブランド「カイリー・コスメティクス(Kylie Cosmetics)」を当時18歳だった2015年に立ち上げる前から、番組出演によって得た名声や富があった。しかし、それをもとにビジネスを成功へと導いたのも、「カイリー・ジェンナー」というブランドとイメージを作り上げ、カリスマ的な人気を確立したのもカイリー自身。
※ハリウッドきっての“ステージママ”として知られるクリス・ジェンナーと、その子供たち(コートニー・カーダシアン、キム・カーダシアン、クロエ・カーダシアン、ロブ・カーダシアン、ケンダル・ジェンナー、カイリー・ジェンナー)のことを指す。ケンダルとカイリーだけジェンナー姓なのは、3人の姉や兄と父親が違うため。クリスはその父親ともすでに離婚しているがジェンナー姓を継続して名乗っている。
カイリー・コスメティクスは市場を拡大してさらに売り上げを伸ばしており、さらなる快進撃が期待されている。(フロントロウ編集部)