過去にグラミー賞を15回受賞し、今年の第61回グラミー賞受賞式では司会に抜擢された実力派シンガーのアリシア・キーズ。約14年ぶりに女性がホストを務めたことでも話題になったけれど、ここ数年大舞台でも化粧っ気のない顔で堂々と登場する姿が「すっぴん女王」だと注目を集めている。
アリシアは、2016年以前はメイクをしないで家を出るなんて考えられなかったというが、アルバム用の曲を作る際に「セクシーじゃなくちゃいけない」、「男性にとって魅力的じゃなくちゃいけない」、「完璧じゃなくちゃいけない」という女性を悩ませる思い込みに嫌気が差して、メイクによって本当の自分を隠すのはやめようと決意。以来、公の場に化粧っ気のない姿で登場している。
そんなアリシアを手掛ける人気メイクアップアーティストのドッティは、彼女の素顔が隠れないようにメイクは必要最小限に抑えている。ドッティがアリシアのような健康的で美しい“すっぴん顔”を作るコツを披露した。
裏ワザ1 肌の下準備
ドッティは、アリシアの“すっぴん顔”の最大のポイントは、ツヤやかな美しい素肌を強調することだと米メディアRefinery29にコメント。そのためには、肌の下準備を念入りに行うことが大切だと話した。
ドッティはまずアリシアの肌に美容液を肌になじませた後、フェイスオイルをつけて顔全体をマッサージ。そこへフェイスミストを吹きかけて保湿。そうすることで肌の血行を活性化し、肌本来のツヤを引き出している。
裏ワザ2 メイクアイテムは肌と同化させる
メイクアイテムは、肌と一体化するほどなじむものを選ぶのがコツだという。ファンデーションやチークなどは、肌を覆ってカバーするタイプのものよりも、肌になじみ同化するタイプをチョイス。
ドッティは「肌につけた美容液やフェイスオイルとしっかりなじむアイテムを使うの。肌の上にただのせるのではなく、肌の一部にしてしまうのよ」と話している。
裏ワザ3 メイク後にもマッサージ
メイクを終えた後は、セレブたちも愛用している「翡翠ローラー」を使って顔をマッサージ。さらにターマルウォーターを吹きかけて肌全体をなじませるという。
最後に再びマッサージを行うことで、肌の血行をより高め、健康的なピンク色の頬を演出することができるとか。
あまりメイクをしたくない気分のときや、メイクがふさわしくないシチュエーションのとき、アリシアのように美しい“すっぴん顔”が作れるこの裏ワザを参考にしてみて。(フロントロウ編集部)