世界を股にかけるトップモデルとしての活躍のかたわら、2009年に立ち上げたオーガニック・スキンケアブランド「KORA Organics(コラ・オーガニックス)」を世界規模の一大コスメブランドに育て上げたミランダ・カー。
米経済誌Forbesが毎年発表している「世界で最も稼ぐモデル」ランキングの常連の彼女は、2005年には総資産が5,000億円を超えると言われるSNSアプリ、スナップチャットのCEOエヴァン・スピーゲルと結婚し、申し分のない財力を身につけている。
裕福な経済状況にありながらも、普段はあまり自分の富をひけらかすような行動を見せないミランダ。仏教徒の彼女は、多くの日本人と同じく、“謙遜”や“自力本願”(※)の精神を大切にしていることで知られているが、彼女はその姿勢を自分の子供たちにも受け継いでほしいと思っているよう。
※「他人任せにせず、自分の力で何かを成し遂げる」という意味の俗語。
ミランダは最近表紙を飾った米InStyleのインタビューの中で、前夫で俳優のオーランド・ブルームとの長男で8歳になったフリン君に、こんな風に言い聞かせていると明かした。
「フリンには、もし車が欲しいなら、今のうちから貯金をしておきなさいって教えてるの。自分で一生懸命働いて何かを手に入れることの大切さを知って欲しいから。私だってそうしてきたからね」
セレブキッズだけでなく、海外の裕福な家庭の子供たちは、免許が取得できる年齢になった年の誕生日などに両親から新車をプレゼントされることが多い。
しかし、ミランダは、フリン君に車を買い与える気はなく、“欲しいものを自分自身の力で手に入れることの尊さ”を教えたいと思っているという。
将来、車を買うために、すでにお手製のレモネード店をはじめてお小遣い稼ぎをしているというフリン君。ビジネス・ウーマンとしてバリバリ活躍する母ミランダや一流企業のCEOである義父エヴァンの背中を見て育つ彼は、将来、やり手の実業家に成長するかも。 (フロントロウ編集部)