※この記事には映画『キャプテン・マーベル』のネタバレが含まれます。
『キャプテン・マーベル』には別の結末が
世界中で大ヒットを記録しているマーベルMCU映画『キャプテン・マーベル』。4月26日に公開されるMCUの新作『アベンジャーズ/エンドゲーム』につながる重要な作品としても注目される『キャプテン・マーベル』には、本編のエンディングとは別の結末が存在していた。
映画『キャプテン・マーベル』ほか、『スパイダーマン:ホームカミング』や『ブラックパンサー』などを映像編集したフィルムエディターのデビー・バーマンが、『キャプテン・マーベル』で当初考えられていたエンディングを変更したことを米Entertainment Tonightに明かした。
※ここからネタバレが含まれます。
本編のエンディングは、ブリー・ラーソン演じるキャロル・ダンバース(キャプテン・マーベル)が、難民のスクラルたちとともに宇宙の彼方に飛んでいくというシーンで終わる。
しかしデビーは、当初の内容ではキャロル・ダンバースがたった1人で宇宙に飛んでいくシーンで映画が終わるストーリーだったことを暴露。
「当初は、キャロルが1人で宇宙に飛んでいくエンディングだったんだけど、何か違うと思った。だってキャロルはどこに行くの?とか何をするつもりなの?とか疑問が生まれるから、彼女が何年もの間、地球に戻って来ないもっと強いビジュアルが必要だと感じたの」
「だから私たちは、宇宙でタロス(スクラル)とその家族が乗る宇宙船がキャロルを待っていて、一緒に飛んでいくという設定を追加した。そちらの方がキャロルに目的が与えられるし、大切な友人がいて、やるべき任務があるからこそキャロルは地球を去るという理由になるでしょ。これで映画のファイナルシーンに響きと締まりが生まれた」
過去20作以上を世に送り出したMCU映画で、キャロル・ダンバースが一度も登場しなかった理由づけのためにも、キャロルが地球に戻って来ないことが想像できるエンディングに変更する必要があったことを明かしたデビーだった。(フロントロウ編集部)