白髪と言えば、女性にとっては年齢の衰えを感じさせる1つのシグナル。鏡に映った自分の髪に1本、2本と白髪が増えるたび、若さを失ってしまったように感じて落ち込んでしまう人も少なくない。
世間的にも、白髪を染めずにそのままにしていると、男女問わず、「みっともない」、「だらしない」、「老けて見える」などとネガティブな意見を持たれることも。
しかし、白髪は本当に恥じたり隠したりするべきものなのだろうか?
他人の視線や評価を気にして、着飾ったり、無理なダイエットをしたり、厚化粧をしたりするのをやめ、「ありのままのナチュラルな自分を受け入れよう」という“美しさの改革”が海外で進むなか、女性の白髪に関しても、年齢を重ねた女性の誇るべき特徴としてポジティブにとらえようという動きが活性化している。
そんな女性たちを応援しようと開設されたのが、「Grombre(グロンブレ)」と名づけられたインスタグラムアカウント。
フィーチャーされたい白髪を持つ女性たちが、自ら管理者宛てに写真を送り、白髪に関する簡単なエピソードや、白髪とともに生きる覚悟を決めたいきさつなどを添えて公開するという仕組みとなっているこのアカウントは、現在フォロワー数が9万9千人を突破している。
「白髪は醜いものではなく、誇らしいもの」と自信が持てるようになった女性たちは、どこかみんな清々しい表情で写真に収まっている。白髪は彼女たちがそれまでの人生をしっかりと生きてきた証であり、忌み嫌われるだけの存在であるべきではないと感じさせられる。
彼女たちの姿を見て、「年を取るのも悪くない」と気づく若い世代の人々が増えることに期待したい。(フロントロウ編集部)