俳優業に専念か
MCU映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズや、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、そして4月26日公開の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』でドラックスを演じるプロレスラー兼俳優のデイヴ・バウティスタが、リングに別れを告げることを発表した。
デイヴは、2000年にWWEに所属し、2002年にプロレスラーとしてテレビデビュー。野獣と称され、世界ヘビー級王座やWWE王座で数多くのタイトルを獲得したことがある名選手。
そんなデイヴは、現地時間8日に行なわれたWWEの祭典「レッスルマニア35」で、トリプルHとの遺恨決着で惜しくも敗北。試合後にインスタグラムを更新し、プロレスリングを引退することを明かした。
「俺に幻想の世界を与えてくれた世界中のWWEファンのみんな、ありがとう」とファンに感謝したデイヴは、「今夜の試合は、俺の物語のエンディングだからすべてを発揮したかった。この激しい会場を言葉に出来ないくらい恋しく思うだろうが、俺はスポーツ業界から正式に引退する」と引退を表明。
そんなメッセージの最後で、デイヴは「自分が成し遂げたことを誇りに思う。健康のまま去ることができた。疑いもなく、ショーはこれからも続く。大した道のりだった。この冒険をありがとう」と綴り、プロレス人生を締めくくった。
デイヴは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでメガホンを取ったジェームズ・ガン監督がディズニーから解雇された騒動の際に、いち早くジェームズ監督を擁護した人物。
ディズニーとマーベル・スタジオに対し、ジェームズ監督のいない作品には出演しない意向も示し、ジェームズの復帰を人一倍支援していた。そんな彼のサポートもあり、ジェームズ監督はディズニーに再雇用された。
そんな心優しい一面を持つデイヴは、マーベル映画のほかにも話題作に引っ張りだこ。新作アクションコメディ映画『My Spy(原題)』で主演を務めるほか、ティモシー・シャラメが出演するリメイク版『デューン/砂の惑星』にも出演する。
ちなみに、『ワイルド・スピード』シリーズほか数多くのヒット作に出演する俳優のドウェイン・ジョンソンも、かつてWWEに所属した人気プロレスラーで、その後俳優に転身した。(フロントロウ編集部)