アルゼンチンのセックストイメーカーが、2人で協力しないと開封できないコンドームを開発した。(フロントロウ編集部)

アイディア商品のコンドーム

 このコンドームボックスは、8つのボタンを同時に押さないと開かない。8つのボタンがあるため2人で協力しながらでないと開封できないコンドームが開発された理由は、近年問題になっているセックス時の合意の大切さを訴えるため。

 このコンドームを開発したアルゼンチンのブランド、トゥリパン(Tulipan)の広報担当は、「トゥリパンは安全に快感を得ることについて話してきました。このキャンペーンでは、セックスにおける1番大切なことについて話さなくてはいけません。それは、まずは2人の同意があってからでなければ快感はありえない、ということです」と米Adweekに話した。

画像: アイディア商品のコンドーム

セックスにおける合意の大切さ

 2人で協力しないとコンドームが使えないというアイディアは、カップルがセックスする際に合意の重要さを見直すきっかけを作るポテンシャルを秘めている。

 また近年、合意のないセックスだったと女性が訴えを起こしても裁判で合意がなかったことが証明できず相手側が不起訴になるケースが目立っており、これが社会問題になっている。このコンドームを携帯した場合、それが使用されなかったことが裁判で証拠として使える可能性もでてくるかもしれない。

 ネットユーザーからは、「良いアイディア」と褒める意見もあれば、「これでレイプは防げない」と批判する声もでており、反応は賛否両論に分かれている。セックスにおける合意の大切さにスポットライトを当てたトゥリパンの商品がきっかけで、議論が過熱している。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.