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オスカー女優のシャーリーズ・セロンが、7歳の息子がトランスジェンダーであると明かし、トランスジェンダーの子供を育てる母親として子育てについて話した。(フロントロウ編集部)

シャーリーズ、子供たちへの思い

 その美貌と徹底した役作りで知られる女優のシャーリーズ・セロンは、2012年に息子ジャクソンちゃんを、2015年には娘オーガストちゃんを養子に迎えいれた2児の母。そんな彼女が、息子ジャクソンちゃんがトランスジェンダーであることを明かした。

画像1: シャーリーズ、子供たちへの思い

 「私もジャクソンは男の子だと思ってた」と英Daily Mailに話すシャーリーズが、生まれの性別は男性であるジャクソンちゃんの性自認に気づいたのは4年前。3歳のジャクソンちゃんはシャーリーズの目を見てこう言ったという。

「私は男の子じゃない!」

 親にとっては衝撃の告白に思えるこの発言だが、シャーリーズにとってそれは大きな問題ではなかったようで、あっけらかんと話を続けた。

「まあ、だから今は美しい娘が2人いるってこと。私は2人のことを守りたいし、幸せになってほしい。すべての親が自分の子供に願うようにね」

画像2: シャーリーズ、子供たちへの思い

シャーリーズ・セロンの信念

 ジャクソンちゃんがトランスジェンダーだと判明したところで、シャーリーズは子供たちに対する態度を変えなかった。そこには、シャーリーズのこんな子育ての信念があったから。

「子供たちはこの世に生まれて、成長の過程で自分自身を見つける。そして、子供たちが誰になりたいかは、私が決めることじゃない。子供たちの存在を祝福し、子供たちを愛し、子供たちがなりたい人間になれるよう手助けしてあげることが親としての私の仕事。子供たちがなりたい自分になれる権利を持てるよう、私は自分ができる最大限のことをして子供たちを守るつもりです」

画像1: シャーリーズ・セロンの信念

 シャーリーズは以前から熱心なLGBT+支援者として知られており、2009年には「アメリカですべての人が結婚できる権利を持つまで、自分も結婚しない」と声明を出したほど。家族に自分のジェンダーやセクシャリティなどを明かすことができずに悩んでしまうLGBT+の人も多いなかで、3歳にしてジャクソンちゃんが母親に自分の性自認を力強く明かすことができたのは、シャーリーズが常日頃からオープンな家庭を築いてきたからこそ。

 ちなみに、シャーリーズがジャクソンちゃんの性自認について明言したのは今回が初めてだが、ジャクソンちゃんはこれまでもスカートでお出かけしている姿をたびたび目撃されていた。

画像2: シャーリーズ・セロンの信念

(フロントロウ編集部)

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