ナイジェリア最大の都市ラゴスにある交差点では、交通事故が頻発していて、その犠牲者の多くは、子供たちだった。
そんな現状に心を痛めたマーケティング・コミュニケーションを専門に教える学校02Academyが主導で行なった解決策は、非常にクリエイティブなもの。通常の白線に少し工夫を加えるだけのその方法がこちら。
This is the first 3D Zebra crossing in Nigeria!
— 02academylagos (@02academylagos) April 16, 2019
It is one of the works from the winning team at The Pitch April 2019 last weekend.
They provided a solution to the hit-and-run menace in Lagos State going beyond advertising to ACTvertising; influencing human behavior positively pic.twitter.com/HvaWVRi8Nq
交差点の白線を「立体的」に描くだけ、というシンプルな解決策の効果はテキメン。実際には平らなのだが、運転手からは凹凸があるように見えるため、交差点を通ろうとする車が、一時停車する様子が確認できる。じつはこの「3D交差点」は、世界各地の、とくに学校付近の交差点で取り入れられ始めている。
ナイジェリアのあるアフリカは、交通事故死者数が多いことが問題視されており、人口10万人あたりの年間交通事故死者数は、最も少なかった欧州の9.3人に対し、26.6人にも上る。02Academyは、「安全なラゴスは、より良いラゴス。とくに子供たちのためにね」とコメントしている。(フロントロウ編集部)