映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の全世界でのオープニング興行収入が歴代最高となる12億ドル(約1300億円)を突破。同作が凄まじい勢いで樹立した記録は、これだけじゃなかった! (フロントロウ編集部)

 日本でも4月26日(金)に公開がスタートした映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』。これまで11年間にわたって続々公開されてきたMCU(※)映画の22作目にして、『アベンジャーズ』シリーズの完結作にあたる同作は、公開後初の週末における興行収入が全世界で12億900万ドル(1300億円)を突破し、映画史上最速で10億ドルの大台を記録した作品となった。

※マーベル・シネマティック・ユニバースの略。

画像: 『アベンジャーズ/エンドゲーム』が歴史的メガヒット!公開5日で樹立した記録がエグい

 マーベルファン待望の同作が達成したのはこれだけにとどまらず、公開から5日にしてすでに10個以上もの歴史的記録を樹立している。

 怒涛の強さを見せつける『アベンジャーズ・エンドゲーム』が更新した輝かしい記録の数々を紹介。


<オープニング世界興行収入が歴代No.1>

 これまでトップの座に君臨していた前作の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年公開)の6.4億ドル(約715億円)に倍近くの差をつける、12億900万ドル(1300億円)という驚異的な数字を叩き出しトップに。


<史上最速で興行収入10億円の壁を突破>

 公開から5日間で世界興行収入が10億円を突破。前作の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の11日という記録を更新。


<北米オープニング興行収入の歴代トップ>

 アメリカ、カナダでの公開初日の興行収入が1億5670万ドル(175億円)を突破。さらに週末には3億5000万ドル(390億円)を突破した。

 これは、前トップの『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が保持していた記録を9300万ドル(103億円)、前々トップの『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015年公開)が達成した記録を1億2万ドル(113億円)も上回る数字。


<公開初日3日間の1日あたりの興行収入が歴代トップ>

 公開初日の金曜日に叩き出した、前述の1億5670万ドルにくわえ、土曜日の興行収入は1億9万ドル(121億円)、日曜日は8400万ドル(94億円)。


<中国でのオープニング興行収入が歴代トップ>

 同作の大躍進に大きく貢献しているのが、全米公開に先がけて世界最速で公開された中国での大ヒット。

 前売り券の段階で歴代トップとなる7億元(115.5億円)のセールスを記録していたが、現地時間4月24日の深夜0時からの初上映と、その次の回に当たる早朝3時の上映の段階ですでに1.79億元(28億円)を突破。初週としては異例の22億元(363億円)を達成し、中国映画興行史の記録を塗り替えた。


<海外でのオープニング興行収入が歴代トップ>

 北米以外の国々でのオープニング興行収入の合計が8億5900万ドル(959億円)を突破。前記録保持作品の『ワイルド・スピードICE BREAK』(2017年公開)が持つ記録を倍近くの差をつけて更新した。


<世界44カ国で最も高い興行収入を記録>

アメリカ、カナダ、中国、オーストラリア、韓国、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、イギリス/アイルランドを含む計44の国々でNo.1オープニング興行収入を記録。さらにそのうちの29カ国で公開初日の興行収入No1にも輝くことが見込まれている。


<IMAX初動興収成績、3D上映初動興収成績の歴代記録を更新>

 IMAXでのオープニング興行収入成績が9150万ドル(102億円)を記録。これは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を92%上回る数字。

 さらに3D上映でのオープニング興行収入は全世界で5億4000万ドル(603億円)を越え、前作の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が持つ3億6600万ドル(409億円)という記録を大きく塗り替えた。


<北米史上最多の上映館数>

 鳴り物入りで公開された第ヒットシリーズの完結作とあり、注目度も期待度も絶大だった同作。北米での上映館数は4,662件と過去最多のスクリーンで上映された。


 3時間強の長編作品ながら、「1分たりとも無駄にしていない」、「トイレに行くのも忘れてしまう」、「本当に感動して涙が自然にあふれた」と世界中のマーベルファンを唸らせている『アベンジャーズ/エンドゲーム』。1度だけでは飽き足らず、「もう一度観たい! 」との声も続出している同作だけに、今後もめきめきと興行収入を伸ばし、さまざまな記録を達成することが予想される。

画像: メインキャスト6人が集結した米チャイニーズ・シアターでの手形押しセレモニーにて。左から:マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギ、ソー役のクリス・ヘムズワース、キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンス、アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr、ブラックウィドウ役のスカーレット・ヨハンソン、ホークアイ役のジェレミー・レナ―、ハルク役のマーク・ラファロ。

メインキャスト6人が集結した米チャイニーズ・シアターでの手形押しセレモニーにて。左から:マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギ、ソー役のクリス・ヘムズワース、キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンス、アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr、ブラックウィドウ役のスカーレット・ヨハンソン、ホークアイ役のジェレミー・レナ―、ハルク役のマーク・ラファロ。

 歴代興行収入1位の作品といえば、27億8800万ドル(当時のレートで約2518億円)を記録した映画『アバター』(2009年)が10年にもわたって不動のトップの座に君臨してきた。前作の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は惜しくもこれに及ばなかったが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の快進撃は、間違いなく『アバター』の地位を脅かすものとなりそう。(フロントロウ編集部)

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