「Camp: Notes on Fashion(キャンプ:ファッションについてのノート)」をテーマとした2019年のメットガラ(METガラ)で3回目となるホストに抜擢されたシンガーレディー・ガガ。
メットガラ前夜には、例年にならい、同イベントの主催者で米VOGUE編集長のアナ・ウィンターがニューヨークに所有するタウンハウスで主要な参加者たちを集めた特別なパーティーが開催されたが、もちろんそこにはガガの姿もあった。
今回のメットガラのテーマである「Camp(キャンプ)」には、“人工的なもの”、”不自然なもの“、”芝居がかったもの“などという意味があり、まさにガガが得意とするスタイル。
一体どんな装いを見せてくれるのかと開催前から世間の期待を集めるなか、ガガは前夜祭でも“本番”かと見紛うほどのパンチの効いたルックを披露した。
お気に入りデザイナー、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)の2019年春夏コレクションからのストライプ柄のラッフルドレスに黒いチュール素材のヘッドピースを着けて颯爽と登場したガガ。
彼女が指にかけるようにして持っていたのは、ボリューミーなシルエットのドレスや頭飾りとは対照的な手のひらよりも小さい極小の「マイクロバッグ」だった。
このマイクロバッグは以前フロントロウでも紹介したが、「小さすぎて何も入らないバッグ」として世間で物議を醸したアイテム。
実用性には欠けるが、最先端のオシャレが体現できる最新トレンドアイテムとして昨シーズンからファッショニスタたちの注目を集めている。
ガガは、このマイクロバックの”役には立たないけど、なんだかオシャレ感”こそが今年のメットガラのテーマにピッタリだと感じたのか、「メットガラへのカウントダウン」とコメントを据えてインスタグラムで公開したこのルックの写真でも、思いっきりバッグをアピールしていた。
プレパーティーにはガガと共にホストを務めるシンガーのハリー・スタイルズやテニス選手のセリーナ・ウィリアムズ、伊ブランド、グッチ(GUCCI)のデザイナーであるアレッサンドロ・ミケーレのほか、女優のシエナ・ミラーも新恋人でギャラリーオーナーのルーカス・ツヴィルナーを同伴して参加。イベントの成功を願う宴を通じて親睦を深めた。
(フロントロウ編集部)