「注意書き」の予想外の内容とは?
2018年に数多くの有名ファッションブランドをおさえて、グーグル(Google)で最も検索されたファッションブランド1位に輝いたプチプラブランド「ファッション・ノヴァ(Fashion Nova)」。トレンドの最先端を行くアイテムが、リーズナブルな値段で手に入るとして人気の同ブランドで売られている“水着”が今、全世界を震撼させている。
ラッパーのカーディ・Bとのコラボラインも人気。
つい先日、ファッション・ノヴァで水着を購入した米カリフォルニア在住の女性が、ツイッターに「みんなファッション・ノヴァで売られている水着にこんなタグがついてるの知ってた?」という一文とともに、水着の内側に縫いつけられている「Warning(警告)」というタグの写真を投稿。そこにはこんな注意書きが記されていた。
「警告:この商品は、カリフォルニア州で生殖への悪影響および、がんや出生児欠損を引き起こす原因となる成分として認知されている、フタル酸ジ(2-エチルヘキシル)や鉛、カドミウムに体がさらされる危険性があります」
「がん」と聞いて恐れおののくのも無理はない。まさか人体に悪影響を及ぼすような成分が水着に含まれているなんて、ほとんどの人が夢にも思わなかったはず。
でも落ち着いて聞いてほしい。注意書きに明記された成分が、女性が購入した水着に含まれていることは紛れもない事実だが、カリフォルニア州ではたとえ人体に悪影響を及ぼす可能性がないほど微量だとしても、健康に害を与える危険性がある場合は、消費者にそのことを必ず伝えなければならないと法律で定められている。
つまり、逆にカリフォルニア州以外の場所では、危険とされる成分が含まれていても「微量だから問題ない」と判断され、消費者にはその事実が伝えられないケースがあるということ。
ちなみに、今回女性が購入したのは上のネオングリーンの水着だが、ファッション・ノヴァが販売するほかの水着にも注意書きに書かれていたような成分が含まれているのかは不明。(フロントロウ編集部)