人気セレブたちが大勢駆けつけたデザイナーのニコラ・ジェスキエールによるルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)の2020年クルーズコレクションでは、ニューヨークへのオマージュを捧げた60ものルックが登場し、80年代を彷彿とさせるパワーショルダーなどのスタイルが並んだ。
毎シーズン話題になるバッグを発表するルイ・ヴィトンだけれど、今回のランウェイでは最新テクノロジーを駆使したバッグがお披露目された。
2020年のクルーズコレクションで発表されたのは、LEDスクリーンが搭載されているバッグ。
写真で見るだけだと、ただの模様に見えるかもしれないけれど、動画でチェックすると、実際にバッグに搭載されているモニターに流れている映像が動いているのが分かる。
さらにこのモニターはタッチパネル式になっているため、自分の手で実際にモニターを動かすことができるうえに、Wi-Fiも繋ぐことが出来る、まさに近未来的な逸品。
じつはルイ・ヴィトンのランウェイにモニターつきのバッグが登場したのは今回が初めてではない。マーク・ジェイコブスがルイ・ヴィトンのデザイナーとして活躍していた2007年に発表された2008年春夏コレクションでは、『スポンジ・ボブ』の映像を流したモニターが埋め込まれた白のバッグをマークが手に持ちランウェイに登場している。
その頃の物と比べるとバッグに内蔵されたモニターの映像はより鮮明になり、タッチパネルが搭載され格段とクオリティが上がっているのがわかる。
今回発表されたモニターつきのバッグは、まさにファッションとテクノロジーが進化する様子を描いた逸品となった。(フロントロウ編集部)