モデルのテイラー・ヒルやバーバラ・パルヴィンなどを広告塔に起用して、人気を集めるランジェリーブランドのヴィクトリアズ・シークレット。同ブランドの親会社であるエルブランドのレスリー・ウェックスナー会長兼最高経営責任者(CEO)が、新しい試みに乗り出した。
ウェックスナー氏による新事業は、なんと、町一体を開発すること。エルブランドの本社を構える、米オハイオ州にあるニュー アルバニーという町の開発を手掛けた。
米メディアのブルームバーグによると、ウェックスナー氏は1980年代後半に自身の家を建てるためにこの町の一角、90エーカー(東京ドーム約8個分)を購入。1987年当時で約2,200万円(20万ドル)以下だったその土地の価値は、なんと現在約49億5千万円(4,560万ドル)の価値に跳ね上がっている。
この町では、町長と同じくらいの権限を持っていると言われるウェックスナー氏。地域開発会社を通して、すでに1万エーカー(東京ドーム約870個分)の土地を購入しており、今回その町の開発に携わった。
ウェックスナー氏は、アメリカで最も成功したビジネスマンの1人として知られており、彼の資産は約693億円(6.3億ドル)に上るという。20年前から土地の高騰を見越して投資していたなんて、世界で人気のブランドを牽引するCEOの腕前は、さすがだった。(フロントロウ編集部)