多くの女性を「中絶」させた過去
5月28日に発売された自叙伝『Darkness to Light(原題)』でセックス依存症と、重度の薬物依存症であることをカミングアウトした元NBA選手のラマー・オドムが、これまで数えきれないほど多くの女性を妊娠させ、中絶させたことがあると著書の中で明かした。
「セックスをする時に避妊をすることはほとんどなかった。これまで数多くの女性に中絶の費用を支払ってきた」-『Darkness to Light』より。
自叙伝にこう綴ったラマーがこれまでに肉体関係を結んだ女性の数は、じつに2,000人以上。週に6人のペースで、毎回別の女性と性行為に及んでいたという。その大半がストリッパーの女性で、ラマーいわく、関係を持った女性とトラブルになるようなことはなかったが、避妊をしなかったため、何人もの女性に中絶をさせたことを明らかに。
ちなみに、著書の中でラマーは中絶は法的に認められている医療行為(※)だとしたうえで、倫理的には問題があったことを認め、「(多くの女性に中絶をさせてしまったことを)自分でも誇りに思っていない」と反省。避妊をすれば望まない妊娠を防げたはずなのに、それをしなかった自身の愚かな行動を悔いた。
※米現地時間5月14日にアラバマ州の議会上院で、レイプなどの性的暴行の被害によって妊娠した場合も中絶できないという、全米で最も厳しい中絶禁止法を賛成多数で可決した。
ラマーは元妻のクロエとまだ婚姻関係にあった2009年から2013年のあいだも、セックス&薬物依存症の問題を抱えていたことを著書の中で明かしており、現在もその依存症との闘いは続いている。(フロントロウ編集部)