6月5日に配信が決定しているネットフリックス（Netflix）オリジナルドラマ『ブラック・ミラー』の新シーズン。今回公開されるエピソードには、シンガーのマイリー・サイラスが出演することが明らかになり、注目を集めていた。
そして先日にはトレーラーが公開。同作でマイリーは、 素の姿を隠しながら活動するトップアイドルを演じており、人気ドラマ『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』で彼女が演じたハンナ・モンタナの役柄と共通していると話題に。
公開を間近に控えるなか、同作のクリエイターのチャーリー・ブルッカーとアナベル・ジョーンズが、その役柄にマイリーをキャスティングすることになった経緯について、英Metroに話した。
「台本を書いているときは、マイリーがこの役を演じるなんて考えてもいなかった。『誰がこのインターナショナルなスターを演じられるだろう？人々が納得するような、ポップスターであり素晴らしい役者である人が必要だ』って考えていたんだ。マイリー・サイラス“みたいな”人をキャスティングできたら最高だな、って思っていたけど、彼女を起用するすべなんてないと思っていたよ。でも、彼女に台本を送るだけ送ってみようと思ったんだ」
そう話すクリエイターの2人は、「正直マイリーに（台本を送っても）無視されると思っていた」という。けれど、マイリーはこの台本を読み、スカイプで出演を許可した。
マイリーが『ハンナ・モンタナ』要素を盛り込む
ハンナ・モンタナを彷彿とさせるアイドル役を演じることで、ファンを大興奮させたマイリーだけれど、じつはこれ、彼女の思惑どおり。彼女が出演を決めた理由は、ハンナ・モンタナと今回『ブラック・ミラー』で演じるアシュリー・オーに共通点があるから。
クリエイターのアナベルいわく、マイリーは自身の経験と『ブラック・ミラー』での役柄に共通点を見出していたそうで、今回の出演について「これって楽しくなりそう。みんなのことをムカつかせちゃうかもしれないけど、それって私の得意分野だし」と語っていたと明かした。
しかも台本には、マイリーからの意見などが盛り込まれているという。アナベルは、「マイリーにとってエモーショナルな経験だったと思う。彼女は台本に色々手を加えてくれたの。いろいろな感情が蘇ったんだと思う」と話している。実際にトップアイドルのハンナを演じていたマイリーだからこそ、発信できるものが込められているよう。
マイリーは、とてもリアルな心情と共に演技に取り組んだといい、アナベルは「マイリーが今まででした仕事のなかで、最高なもののひとつ」と絶賛。ますます期待が高まるドラマ『ブラック・ミラー』のシーズン5は、6月5日からネットフリックスで配信される。（フロントロウ編集部）
