※この記事はネタバレを含むのでご注意ください。
全カットされた「幻のシーン」とは?
シリーズ集大成となる映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』で重要な役どころで登場するシーンをすべてカットされ、本作への出演そのものが“なかったこと”になってしまった人物がいることがわかった。
その人物とは、公開前から“マーベル作品初参加”をウワサされていた、Netflixのオリジナルドラマ『13の理由」のハンナ役で大ブレイクを果たした若手女優のキャサリン・ラングフォード。
本作と前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のほか、『キャプテン・アメリカ』シリーズでも脚本を手掛けたクリストファー・マルクスとスティーヴン・マクフィーリーによると、キャサリンはアイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)とペッパー・ポッツ(グウィネス・パルトロウ)の娘モーガンの“未来の姿”として登場する予定だったという。
カットされたシーンについて、監督のアンソニー・ルッソとジョー・ルッソはMTVのポッドキャスト番組『Happy Sad Confused(ハッピー・サッド・コンフューズド)』で、「トニーが指を鳴らした時、前作でサノスが行った黄泉の世界へ行くアイデアがあったんだ。そこで、トニーは未来の娘と会うことになっていた。未来の娘からの許しを得て、トニーは安らかな気持ちで逝くという場面だった」と、説明している。
しかし、残念ながらたださえ複雑なストーリーにアイデアを詰め込みすぎたせいで、思ったように感動的な場面にすることができず、公開前に行なったテスト試写では馴染みのないキャラクターを見て混乱する人が続出。映画のクライマックスで重要な部分ということもあり、モーガンを登場させることは諦めざるを得ず、キャサリンの出演シーンは「幻のシーン」としてお蔵入りすることとなった。(フロントロウ編集部)