イギリス王室のエリザベス女王がロンドン市内の繁華街コヴェント・ガーデンに5月中旬に期間限定でオープンした老舗スーパーマーケット、セインズベリーズ(Sainsbury’s)のポップアップストアを訪問。
同チェーンの150周年を記念してオープンした同施設は、1869年の創業当時の店内を再現したレトロなデザインや品ぞろえでエリザベス女王を迎えた。
懐かしさが溢れる雰囲気とは対照的に、店内には顧客たちがセルフサービスで会計を済ませられる「セルフレジ」も設置。
セインズベリーズの重役にセルフレジの利用方法を教わったエリザベス女王は、素早さと便利さに感動していたものの、思わずこんな疑問をポロリ。
「でも、ズルはできないようになっているんでしょう? 盗みははたらけないようになっているのよね? 」
93年もの長い歴史を生きて来たエリザベス女王の目には、店員とやりとりする必要がなく、しかもスマホでパパッと支払いが済ませられるタイプのセルフレジは、とても画期的に映ったことだろう。しかし、真っ先に気になったのは防犯面だったようで、なんとも微笑ましい素朴な質問を投げかけていた。
セルフレジには重さを計る機能が搭載されており、不正は見逃さないようになっていると説明を受けたエリザベス女王は納得。「お客様からは便利さが好評となっております」との重役の言葉に「ええ、そうでしょうね。皆さんお忙しいですから」と感心した様子で頷いていた。(フロントロウ編集部)