映画『ミッション:インポッシブル』シリーズなど、これまで数々の大作映画で主演を務めてきた俳優のトム・クルーズが、米人気トーク番組の司会者に電話番号を教える際に「インポッシブル(不可能)なミッション」を課していたことがわかった。(フロントロウ編集部)

トムのお茶目な一面が明らかに

 現在、スキンケア・コスメブランド「SK-II(エスケーツー)」のコマーシャルに、女優のクロエ・モレッツやタレントの渡辺直美らと出演する司会者兼コメディ俳優のジェームズ・コーデンが、プライベートでも交流がある俳優のトム・クルーズのお茶目な一面を、ラジオ番組『The Howard Stern Show(ザ・ハワード・スターン・ショー)』で明かした。

画像: トム(左)とジェームズ(右) Photo:CBS

トム(左)とジェームズ(右)
Photo:CBS

 自身が司会を務めるトーク番組『The Late Late Show(ザ・レイト・レイト・ショー)』に、トムが何度かゲストとして出演したことがきっかけで、トムと親しくなったというジェームズ。しかし、トムの「電話番号」を入手するにあたって、トムの代表作である映画『ミッション:インポッシブル』ばりに、“インポッシブル(不可能)なミッション”をこなさなければならなかったそうで…。

 「(トムの頼みであるイベントの仕事を引き受けた際)イベント終了後に、トムから『あとで電話をちょうだい』と言われたんだ。だから、『(トムの)電話番号を知らないんだ』と答えたら、『そうだっけ?また後ほど、君にちゃんと僕の電話番号を教えるよ』と言ってくれて、その気持ちはありがたかったけど、社交辞令だと思ったから『ありがとう。でも、本当に気にしないで』と伝えたんだ。

 それから2日後のことだった。アシスタントが僕のところに来て、『会議室がすごいことになってる』って言うから行ってみたら、会議室いっぱいに“サンキュー”と書かれた大量の風船があって、その真ん中に箱がひとつ置いてあったんだ。その箱を開けると、ダイヤル式の電話の形をしたケーキが入っていて、ダイヤルに不思議な記号が書かれていた-ジェームズ

 もちろんこの話には続きがある。ジェームスいわく、箱と一緒に置いてあった封筒に音声レコーダーが入っていたそうで、再生ボタンを押したところ、トムからこんなメッセージが。

 今回の君の使命だが、暗号を解読して導き出した番号に自分の携帯から電話をかけること。このメッセージは5秒後に消滅します

 すでにピンときた方もいると思うが、トムがジェームズに託したメッセージの内容は、『ミッション:インポッシブル』でトム演じるイーサンが任務を命じられる時のセリフとほぼ一緒。しかも、ジェームズによると、このメッセージのあとに、恐らく誰もが一度は聞いたことがある『ミッション:インポッシブル』のあのテーマ曲が流れたという。

画像: トムのお茶目な一面が明らかに

 結局、何通りかの番号を試しては失敗してというのを繰り返したのち、ようやく電話がつながり、恐る恐る「あなたはトム・クルーズですか?」と確認したところ、「僕の電話番号を手に入れたね!」という言葉が返ってきたそうで、なんとかトムの電話番号をゲットすることに成功。 

 何とも回りくどい方法ではあるが、トムが考えた壮大なミッションをジェームズは相当気に入ったようで、興奮気味にその一部始終を語った。(フロントロウ編集部)

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