「僕の言い分も聞いてほしい」
これまで悪い噂はおろか、熱愛報道すらほとんど出たことがない“好青年”なイメージの人気DJのゼッドが、「スペクトラム(Spectrum)」や「クラリティ(Clarity)」といったヒット曲をともに生み出した元コラボ相手で、シンガー兼プロデューサーのマシュー・コーマから「手柄を独り占めにされた」と批判された件で、ついに沈黙を破った。
インスタグラムにアップした上の長文メッセージの冒頭で、「みんなには僕の言い分も聞いてほしい。まず、マット(マシューの愛称)と作った曲を誇りに思う気持ちは何があろうと変わらない。たとえこのようなかたちで個人的に攻撃されようとも、(自分たちが作った曲は)僕たちの歴史に一生残り続ける。マットと一緒に作った曲が僕は大好きだし、マットはこれまで僕が一緒に仕事をした人たちのなかでも、最高の作曲&作詞家の1人だと僕は思ってる」と綴ったゼッドは、“手柄を独り占めにされた”というマシューの主張を全面的に否定。
「一緒にプロモーション活動を行なったり、曲のパフォーマンスを行なったりする過程で、マットの名前や彼の仕事ぶりを数えきれないほど口にしてきたのに、彼が自分はちゃんと評価されておらず、平等に扱われていないと思っていたことに、とにかく1番傷ついた。少なくとも僕は彼のことをサポートしているつもりだったから。
見ればわかると思うけど、僕はマットが作った曲にちゃんと彼の名前を記載している。僕に対して思っていることを、彼には僕に直接ぶつけてほしかった。
一緒に仕事をする相手には、つねにハッピーでいてほしいと思ってる。僕なりに一緒に仕事をする相手には、愛と敬意をもって接するようにしてるんだ。だから、7年経って、過去に仕事をした相手が僕のことをそんな風に思ってると知って心を痛めている。
僕がマットに対して言ったことは今でも変わらない。彼と一緒に作った曲を誇りに思うし、彼の幸せを心から願っている。
いつかまた彼と“友達”になれる日がやって来ますように」
ゼッドとマシュー、どちらが本当のことを言っているのかはわからないが、ゼッドは自分のことを批判したマシューのことを責めることはせず、最後まで落ち着いた口調で事情を説明し、多くのファンが抱いている「良い人」のイメージを貫き通した。
ちなみに、この投稿を見た同業者のデヴィッド・ゲッタやマーティン・ギャリックスは「♥(ハート)」の絵文字で反応。また、かつてゼッドとコラボしたことがあるというアーティストからは、「僕のことをサポートしてくれて、君には本当に感謝してる」「君ほど優しくて、親切な人はいないのに」といったコメントが届いている。(フロントロウ編集部)