少女たちにがっかりされる
夫ウィリアム王子とともにイギリス北西部の避暑地カンブリアを訪れたキャサリン妃が、幼い女の子からちょっとガッカリされてしまうというめずらしい出来事があった。
自然豊かなカンブリアで暮らす一般人の家族と挨拶を交わしたキャサリン妃は、ロイヤルファミリーとの初対面に緊張した様子の幼い姉妹にやさしく声をかけ、「あなたのみつ編みとってもゴージャスね。じつは今朝、私もシャーロットの神をみつ編みしようとしたんだけど、上手くいかなかったの」と長女のシャーロット王女のヘアアレンジを失敗してしまったという微笑ましいエピソードをシェア。


見地の人々の熱烈な歓迎を受けるキャサリン妃。
少女たちとしっかりと視線を合わせ、積極的に会話を進めたキャサリン妃だったが、幼い姉妹の頭にはある疑問がよぎっていたよう。
それは、「キャサリン妃はプリンセスのはずなのに、なぜドレス姿ではないのか」ということ。
テレビや絵本の影響で「プリンセスはドレスを着ているもの」と信じていた姉妹は、キャサリン妃が軍服を彷彿とさせるカーキのジャケットに黒いスキニーパンツというカジュアルでボーイッシュな着こなしで姿を現したことにちょっぴりショックを受けてしまった。
公務の内容を考慮した装い
姉妹の父親はキャサリン妃に「娘はあなたがエルサ姫のドレスを着てくるのを楽しみにしていたようなんです」と娘たちが好きなディズニー映画『アナと雪の女王』の主人公エルサの名前を挙げてポツリ。
すると、キャサリン妃は、この日ドレスを着て来なかった理由について、こんな風に丁寧に説明して少女たちの理解を得ていた。
「そうよね。ごめんなさい。今日はズボンを履いてきてしまったの。これから羊を見に行く予定があるから」
この言葉の通り、この後、キャサリン妃とウィリアム王子は現地の牧場を訪れ、羊の毛刈りを体験したり、石を積み上げてできた壁の修復に参加したりとかなりアクティブに活動。



ドレスはおろかワンピースやスカートでは到底こなせないハードな作業に取り組んでいた。
残念ながら、おとぎ話に登場するプリンセスのように念願のドレス姿ではなかったものの、華やかに着飾って優雅に振る舞うよりも、現地の人々の暮らしを体験し、より深く知るためにラフで動きやすい服装で登場したキャサリン妃。そんなキャサリン妃こそが“真のプリンセス”であることに、少女たちはきっと気づいたはず。(フロントロウ編集部)