サンドラ・ブロックの大学時代にインスパイアされたタイトル未定の新作ドラマは、1980年代の米南部の田舎が舞台。ちょっと風変わりで根暗な主人公が、愛や自分の居場所、そして自身のアイデンティティを探し始める姿を追い、音楽とダンスの世界を描くドラメディになるとのこと。
このドラマは、オペラシンガーであり声楽の先生だった母親のもと音楽や舞台に触れて育ったサンドラが、アカデミー賞脚色賞を受賞した脚本家のアキヴァ・ゴールズマンとの会話の中で映像化のアイディアへとつなげたもの。
この構想を発展させるためにアキヴァが、シンガーであるジョン・レジェンドの制作会社Get Lifted Film Co.と、映画『シックス・バルーン』の監督マリヤ=ルイス・ライアンに声を掛けて制作にゴーサインが出たという。
サンドラは、映画『しあわせの隠れ場所』でアカデミー賞主演女優賞に輝き、ジョンは『グローリー/明日への行進』で歌曲賞、そしてアキヴァは『ビューティフル・マインド』で脚色賞を受賞している。そんな、アカデミー賞の異なる部門で受賞した3人が本作で製作総指揮としてタッグを組む。
そして、サンドラといえばプロデューサー業だけでなく女優業も相変わらず順調で、2018年は映画『オーシャンズ』シリーズの女性版『オーシャンズ8』と、世紀末的な世界を描くNetflixのホラー映画『バード・ボックス』に主演して健在ぶりを見せた。(フロントロウ編集部)