※この記事には映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレが含まれます。
クリス・エヴァンスのキャプテン・アメリカから…
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、今後のMCUに関わる重要な出来事が起きた。
とくに『アベンジャーズ』のオリジナルメンバー6人は、それぞれが様々な形でフィナーレを迎えたが、なかでも印象的だったのが、クリス・エヴァンス演じるスティーブ・ロジャースが、アンソニー・マッキー演じるサム・ウィルソン(ファルコン)にトニー・スタークの父が作ったシールドを渡し、キャプテン・アメリカの名前を引き継いだシーン。
これによって、今後のMCUではサム・ウィルソンがMCUにおける2代目キャプテン・アメリカとして活躍していくとみられる。そんななか、アンソニーが米テキサス州で行なわれたコミコンのCelebrity Fan Festに登壇し、今後のキャプテン・アメリカについて言及した。
アンソニーは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』でのシールドを引き継ぐシーンは、クリス本人から教えてもらったことを明かすと、こんな裏話を語った。
「アトランタでの撮影期間に、僕はクリス・エヴァンスと仲間内でクリスの家でアメフトの試合を見ていた。クリスはペイトリオッツの大ファンで僕たちは大嫌いだったから(おちょくりに行ったんだ)。で、クリスと僕が下の階に行った時にクリスが『楽しみかい?』って聞いたんだ。だから僕は『僕はアメフトが大好きなんだぜ。毎週試合を見ているし当たり前だろ。君がそんなにアメフトが好きだったなんて知らなかったよ』って言ったら、『ちがうよ。台本のことだよ。まだ読んでないの?』ってさ。で、『読んでない』って言ったら、クリスは飛び上がって別の部屋から台本を取ってきて僕に投げつけたんだよ。『85ページ!読んで!読んで!』って僕が台本を読むのを子供のように見ていた」
10年近くキャプテン・アメリカを演じてきたクリスから、ヒーローを引き継ぐことを知らされたアンソニー。
それについては、「クリスが大好きだよ。クリスは素晴らしいキャプテンだ。クリスがこのキャラクターを演じるためにやってきたことは、どの映画でも本当に限られた者しかそれを成し遂げられない。クリスはキャプテン・アメリカ役としてたくさんの映画に出演したし。そんなキャラクターをバトンタッチし、その一部になり、レガシーを引き継ぐことは、かなりの挑戦になる」と語った。
クリスが熱演してきたからこそ、これまで以上に世界中から愛される国民的ヒーローになったキャプテン・アメリカ。それを引き継ぐことには、重大な責任があることを口にするも、「多くの人が、クリス・エヴァンスと同じスーツを着る黒人の自分が、クリスのようになるって想像するかもしれないけど、それは絶対にないな」と、MCUの2代目キャプテン・アメリカは、クリスが演じたキャラクターとは違うヒーローになることを明かした。(フロントロウ編集部)