アルバム『ブルーム』を引っさげたアジアツアーを大盛況のうちに終えた、人気シンガーのトロイ・シヴァン。現在はシンガーや俳優として活躍しているけれど、元々ユーチューバーとして活躍していたトロイ。17歳のときに自身のチャンネルで「ゲイ」であるとカミングアウトし、多くの人に勇気を与えていた。
そんなトロイが米メディアVogueの人気企画『73 Questions(73の質問)』に登場。その影響力の大きさから注目を集めるトロイだけれど、なかでも自身のセクシャリティばかりが取り上げられることに、ポジティブとはいえない反応を示した。
トロイの正直な想いとは?
同企画で「『ゲイのアイコン』と呼ばれることを良く思っていないと言っていたよね?それはどうして?」という質問に、トロイはこう回答した。
「LGBTQ+コミュニティって信じられないくらい多様性があるし、多くの人が所属している。そのコミュニティの“顔”として紹介されたりするのは良い気分ではないんだ。怖いとすら思う」
インタビューやコンサート、さらには歌などで、自身の性的マイノリティとしての経験をシェアしたり、LGBTQ+コミュニティをサポートする姿勢を見せるなど、その前向きな姿勢で知られているトロイ。トロイはセクシャリティに多様性があることはなにも特別なことではないのに、それが取り上げられて話題になり、さらに自身が代表のように扱われることに違和感を感じると正直な気持ちを明かした。
そんなトロイは過去にもインタビューで、「『ゲイのアイコン』と呼ばれるのは嫌だな。僕が話すことは、世の中で失われている多くの声のうちのひとつにしか過ぎない。自分自身のストーリーを伝えようとしているだけ」とコメントしていた。(フロントロウ編集部)