マイケル・ジャクソンのレガシーは受け継がれる
マイケル・ジャクソンの命日である6月25日。2019年でマイケルが50歳の若さでこの世を去ってから10年を迎えるが、今年は2人の被害者男性よってマイケルの児童への性的虐待が告発されたドキュメンタリー番組『ネバーランドにさよなら』が全米放送(※)されたことで、エンタメ業界や大手コーヒーメーカーがマイケルを排除する動きをとるなど、異例の事態が起きている。
※日本では、Netflixから配信されている。
キング・オブ・ポップと呼ばれ、今もなお多くのアーティストたちに尊敬される存在でありながらも、私生活は生前からスキャンダルが絶えなかったマイケルの人生。
そんなマイケルを兄に持つジャネット・ジャクソンが、マイケルの命日の数日前に掲載された英The Sunday Timesのインタビューで兄のレガシーについて口にした。
ジャネットはマイケルのレガシーが「受け継がれる」とし、「子供たちが彼を見習い、大人たちが今も彼の音楽を聴いているのを見るのが大好き」と、いまだ世代を超えてファンがいることに感銘していることを明かした。
そのうえでジャネットは、「それこそ、私たちのファミリーが世界にもたらす影響を物語っている。横柄だと思わないでほしいのだけれど、私は事実を提示しているだけなの。これはただ、神がもたらしてくれたもので、私はそれに感謝している」と、マイケルだけでなく、ジャネットやジャクソン5のメンバーだった兄弟たちを含めた「ジャクソン・ファミリー」の多大な影響力に触れて感謝の気持ちを口にした。
さらにジャクソンは、2018年6月に89歳で他界した父ジョー・ジャクソンについても言及。
「親が子供に光るものを見つけたら、導いてあげるはず。とくに都会に暮らす子供にとって、音楽は道を外さないための方法なの」「父は子供たちがより良い人生を送るための方法をわかっていた。そのことにすごく感謝している」。(フロントロウ編集部)