今ドキ俳優はアレを見たことがない
7月4日に待望のシーズン3がNetflixから配信される大人気ドラマ『ストレンジャー・シングス』で、ウィルを演じるノア・シュナップらメインキャストが米The New Yok Timesのインタビューに登場。
80年代を舞台にしたドラマは、その時代を忠実に再現したセットや衣装、ヘアスタイルが印象的だが、キャスト陣はそれに反して主演キャストは10代の俳優、Z世代と呼ばれる2000年代生まれの俳優が中心となっている。
なかでもメインキャストのひとりであるノアは、2004年生まれで現在14歳。ミレニアル世代より若いZ世代にあたるノアは、ドラマの舞台である80年代に普及したあるアイテムを見たことがなかったことを明かした。
「両親からいつもVHSについて聞かされていた。あと、ウォークマンもみんな持っていたって。『ストレンジャー・シングス』に出るまでは見たこともなかったよ」
こう話したように、ノアは、ストリーミングサービスもなければDVDもなかった時代に普及していたビデオテープと、スマートフォンが普及する以前に若者の間で流行っていた音楽再生プレイヤーのウォークマン(WALKMAN)を人生で見たことが一度もなかった。
ノアが3歳になる時にはすでにiPhoneの初期型が発売されていた時代。そんな世代であるノアは、30年後も使い続けていると思うモノはあるかと聞かれると、「AppleのiPhoneや今僕たちが使っている機械がこの先10年、20年後も使われるのか気になる」と、人生を共にしたiPhoneが“古くなる”時代が来るのだろうかと思いを巡らせた。
ちなみにノアの家庭では、今もお小遣い制度があり、お母さんにスマホを没収されたこともある。そんなノアはスマホの価値観を、「撮影現場にいると、スマホがつねに近くにある必要はないことに気づかされる。(80年代の)人はそうやって生きていたんだからね」と発言。ビデオテープやウォークマンを見たことがなくても、スマホに依存しがちなZ世代には少ない、古風な考えを持っているよう。(フロントロウ編集部)