ラッパーのリル・ナズ・X(Lil Nas X)が、プライド月間の最終日に同性愛者であることをカミングアウトした。(フロントロウ編集部)

“同性愛者”であることを公表

 シンガーのマイリー・サイラスの父親でカントリーシンガーのビリー・レイ・サイラスとコラボした、カントリー&ラップソング「オールド・タウン・ロード(Old Town Road)」がアメリカで大ヒット記録しているラッパーのリル・ナズ・X(Lil Nas X)が、プライド月間の最終日にツイッターで「同性愛者」であることを公表した。

 以下、リル・ナズ・Xのコメント。

 「すでに気づいていた人もいれば、そんなことどうでもいいって人、もう俺と話をしないって人もいるだろう。でも、プライド月間が終わる前に、『C7osure』をじっくり聞いてほしいんだ」

 「同性愛者(Gay)」というワードは口にしていないものの、それをほのめかすような言葉やLGBTQ+の象徴である「虹」の絵文字を使って、“自分は同性愛者である”と打ち明けたリル・ナズ・X。

 ちなみに、リル・ナズ・Xが「聞いてほしい」と言った彼の楽曲「C7osure(クロージャー)」には、「もう演技なんてしない。天気予報で“自分を成長させてやるべき”と言ってる」「俺にはもう赤信号はない。ベイビー、青だけだ。もう行かなきゃ」といった前向きな内容の歌詞が出てくる。

リル・ナズ・Xがカミングアウトした直後に彼と会ったマイリー・サイラスは、自身のツイッターにツーショット写真とメッセージをアップしてサポートを表明した。

 黒人社会ではいまだにLGBTQ+の人たちへの差別が根強く残っているが、ショービズ界のなかでもLGBTQ+に厳しい世界だと言われてきたヒップホップ界でさえも、近年、多くのアーティストがLGBTQ+コミュニティーへの支持を表明するなど、変わりつつある。そうしたなかで、“黒人”で“ラッパー”のリル・ナズ・Xがカミングアウトしたことは革新的であり、若者や社会全体に与える影響も大きい。(フロントロウ編集部)

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