元振付師がジャスティンを糾弾
シンガーのテイラー・スウィフトがかつて所属していたレコード会社を“敏腕マネージャー”で知られるスクーター・ブラウンが買収したことにより、テイラーとはまったく無関係のスクーターが、彼女が過去にリリースしたアルバムなどの原盤の権利を手にしたことをめぐって、テイラーとスクーターの対立が激化するなか、恩師であるスクーターを擁護したシンガーのジャスティン・ビーバーにも火の粉が降りかかっている。
「“権力のある男性(スクーター)”が、“女性(テイラー)”の血と汗と涙の結晶を横取りした」ことがフェミニズムの観点から問題視されており、「女性の権利を守る」という意味でも社会的に注目を浴びている今回の騒動。
そんななか、ジャスティンの元振付師で、2015年にリリースされた楽曲「ライフ・イズ・ウォース・リビング(Life Is Worth Living)」のミュージックビデオに出演したこともあるダンサーのエマ・ポートナーが、ジャスティン側から“正当な賃金を支払われていなかった”とインスタグラムで告発。
エマはストーリーにアップした長文コメントのなかで、「(ジャスティンは)何億も手にしたけど、私の取り分はほとんどなし。無給も同然。何時間も身を粉にして働いたのに、最低賃金すら満たしてなかった」「あなたが女性をぞんざいに扱う姿勢は女性嫌悪にあたる」と主張し、ジャスティンの対応を女性蔑視と非難した。
また、エマはジャスティンがそのような対応をしたのは、彼が熱心に通うヒルソング教会の影響も大きいとして、聖書の外の世界についても学ぶことを提案。ヒルソング教会をめぐっては、以前、エマの妻で女優のエレン・ペイジが、同教会と関係性が深い宗教団体を「反LGBTQで悪名高い」と痛烈に批判したことがあり、予期せぬところで再びその名前が挙がることとなった。(フロントロウ編集部)