いよいよ日本でも公開がスタートしたディズニー/ピクサー映画『トイ・ストーリー4』で、シリーズを通してウッディの声を担当してきた俳優のトム・ハンクスが、“ウッディとの別れ”について語った。(フロントロウ編集部)

ウッディとの別れは「最悪」だった

 シリーズ完結作と言われる映画『トイ・ストーリー4』でウッディの声を担当したオスカー俳優のトム・ハンクスが、1作目からの付き合いである“ウッディとの別れ”は「最悪だった」と、英人気トーク番組『The Graham Norton Show(ザ・グラハム・ノートン・ショー)』で振り返った。 

画像: ウッディとの別れは「最悪」だった

 トムが初めてウッディの声を担当したのは今から28年前の1991年。トムの長いキャリアのなかでも『トイ・ストーリー』シリーズは最も思い入れのある作品のひとつであり、自身の声で命を吹き込んできたウッディはかけがえのない存在。“最後”は自分でも思っていた以上にツラいものだったそうで…。

 「4年ぐらいかけて声の収録をするんだけど、別に最後の収録だからといってとくに意気込んではなかった。でも、(初めてウッディの声を収録した時と)同じスタジオで同じマイクをつけた状態で、『オッケー。最高だ。ありがとう』と言われ、20年近く続いていたことがあっさりと終わりを迎えた時、これで終わりなんてダメだと思った。『バズ!気をつけろ!』とか、ほかに何かセリフを言う必要はないかスタッフに尋ねたけど、『ないよ。君はこれで終わり』と言われてしまった。

 唇が震え始めた。同じような経験をしたらわかると思うけど、居心地が悪い時って『あ、そう。わ、わ、わ、わ、わかったよ。じゃ、じゃあ』みたいなことしか言えないんだ。ただその場から立ち去って自分の車に戻り、運転して帰ることしかできなかった」

 監督が「『トイ・ストーリー4』でウッディの冒険が終わった」と言っていることからも、本作がラストになる可能性が高い『トイ・ストーリー』シリーズ。トムいわく、その帰りの車のなかで音楽を聞きながら日が落ちていく様は、「まるで自分の人生のエンドロールが流れて終わりを迎えた」ようだったとか。

 ちなみに、トムがこの話をした際、公開中の映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の主演俳優のトム・ホランドと、その前作『スパイダーマン:ホームカミング』に出演した女優のグウィネス・パルトロウもその場にいたのだが、トム(・ハンクス)が初めてウッディの声を担当した1991年当時、グウィネスは18歳という多感な時期だったこともあり、冗談交じりに「(その時代は)私、セックスしてたわ」と下ネタでツッコミ。

画像: 左からトム・ハンクス、グウィネス・パルトロウ、トム・ホランド。  www.youtube.com

左からトム・ハンクス、グウィネス・パルトロウ、トム・ホランド。

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 さらに、現在23歳のトム(・ホランド)はまだ生まれてすらいなかったため、グウィネスの下ネタに便乗するかたちで「僕の両親が(性行為に)励んでいた頃だね」と発言して笑いを誘った。(フロントロウ編集部)

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