人気ランジェリーブランドのヴィクトリアズ・シークレットのエンジェルとして知られ、世界で大活躍するモデルのベハティ・プリンスルー。
インスタグラムに500万人のフォロワーをもち、大きな影響力をもつ彼女だけれど、ほかのモデルのインスタグラムに比べるとセルフィは少なく、仕事の様子や飾らない家族写真の投稿、または社会問題に言及した投稿などが多い。そんなベハティなりのSNSの使い方について、英Bazaarのインタビューで話した。
「もっと若かったとき、その瞬間瞬間を生きていたから、それは日々を乗り越えることを手助けしてくれた。でも今は難しいよね。この業界はソーシャルメディアの発達で大きく変わってしまったし、若い女の子たちにどうやってなにを伝えればいいのか、想像することすらも難しいもの。私がこの仕事を始めたときは、そういうものがなかったから。私たちはもっと自由とクリエイティブさをもつことができたの」
急激に発展しているソーシャルメディアによる影響は、とくにファッション業界では大きく、モデルたちもSNSでの影響力が重視され、仕事の宣伝や華やかなプライベートの投稿などセルフプロモーションに忙しい。しかしベハティは、SNSをもっと別の目的で使いたいと感じているという。
「なにか伝えたいことがあるとしたら、(SNSは)本当に良い発言の場だと思う。私は喜んで、若い世代の人になにかいいことをしたいって思ってもらえるようなインスピレーションを与えたい。それはメイク動画じゃなくてもいいの。もちろんそれも大好きだけど、さらに上を行くことができるはず。私たちはそうやってSNSを使うことができるし、そうするべきだから」
そう語るベハティは、夫マルーン5のアダム・ラヴィーンとの結婚式では招待客にギフトの代わりにチャリティへの寄付を呼び掛けるなど慈善活動を精力的に行なっており、自身のインスタグラムでは、母国のサイの命を守る慈善活動の様子を発信している。
(フロントロウ編集部)