毛が埋まってできる「埋没毛」は、皮膚表面が盛り上がってしまったり、ときには炎症も起こしてしまったり、無くなったと思ったら同じところにできたりと、一度できると意外とやっかい。

皮膚科医でセレブを手掛けるビューティ・エキスパートのアンナ・グアンチェが、埋没毛ができてしまう原因と対策を紹介。
埋没毛ができてしまう原因とは?
そもそも、埋没毛はどうして起こるのかについて、アンナは「成長した毛が皮膚にブロックされて、毛がまっすぐに伸びず、横向きに伸びるから」と、米メディアPureWowに説明。

ムダ毛をピンセットで引き抜くように処理していたり、雑にシェービングをしていると埋没毛を引き起こす原因になるという。またそれだけでなく、汗をかいている状態で皮膚が服の摩擦で刺激を受けたり、毛質によって埋没毛ができてしまうこともあるという。
埋没毛を予防するには「角質ケア」
皮膚が硬かったり毛穴が詰まっていると、まっすぐに伸びようとする毛をブロックし、皮膚下に毛が埋まる原因になるため、アンナは埋没毛の対策として、古い角質や汚れを取り除く角質除去をオススメ。

角質ケアは週に1回など定期的に行なうのが肝心で、日々なめらかな肌状態を保っていることが大事なポイントなのだそう。アメリカのイェール大学で准教授を務める皮膚科医のモナ・ゴハラは、埋没毛の予防の角質ケアとして、スクラブが効果的だと話している。
埋没毛を予防するシェービング法
シェービングをする際には、刃の状態もチェックをした方が良いという。アンナは、切れ味が鈍っていたり、汚れた刃は決して使わないようにアドバイス。
さらにシェービング法について、肌を傷つけないようにするのが大事で、刺激を与えないようにシェービングクリームをつけて、毛が生えているのと同じ方向に向けて剃るようにオススメしている。

またアナは、気になっても埋没毛をほじって取り除くことは感染を引き起こす可能性があるのでやめるべきだと話し、もし埋没毛の周りに赤みが生じたり、膿が出ているときは皮膚科を受診するように注意を促した。
日々の肌ケアで状態をなめらかに整えていけば、ムダ毛処理もキレイにできそう。埋没毛のないツルツル肌を目指して、ぜひムダ毛処理の参考にしてみて。(フロントロウ編集部)