自販機の明かりを活用
東京と大阪で開催された都市型音楽フェス、サマーソニック2019への出演のため来日したシンガーのリタ・オラが、来日土産として撮影していった「自動販売機」を使った写真が芸術的。
東京公演では日本への敬意を表して日本人デザイナーの山本寛斎のコスチュームに身を包んでパフォーマンスを披露するほどの親日家で知られるリタが、「東京、すっかりアナタのトリコよ」というメッセージとともに公開したのは、こちらの1枚。
夜間に撮影したとみられるこの写真で、自販機を背にするのではなく、表示版に顔を近づけ、ぼんやりとした照明で顔を照らし出すという光を巧みに使ったショットに挑戦。
カラフルな衣装やアイメイクも相まって、非常に幻想的な雰囲気に仕上がっている。
海外では、自販機が屋外に置かれていることが少ないため、来日したセレブたちも物めずらしがって、よくSNS用の写真の背景などに活用している。
8月頭に来日したシンガーのジャスティン・ビーバーも自販機の前で記念撮影。
しかし、何度も来日歴があるリタに至っては、背景として使うのではなく、自販機の照明を活かすという、ひと捻りある使い方をしていた。
日本人にとっては身近にありすぎて、自販機の照明をインスタ映え写真に活用するという発想はなかなか浮かばないけれど、リタが実践したこのテクを使えば、どこか近未来的でクールなショットが撮れる。おしゃれなショットが撮りたいという人は、一度お試しあれ。(フロントロウ編集部)