ありそうでなかったマクドナルド
英マクドナルドは、新たな試みをする店舗をロンドンの中心地にオープン。その名も「マクドナルド・トゥ・ゴー(McDonald’s to Go)」。
この店舗には、なんと座ることができる席はひとつもなく、店内にあるのは海外のマクドナルドでは一般的に普及しているセルフレジのタッチスクリーンの電子機器と商品を受け取るカウンターだけ。
そう、この店舗はテイクアウト専用のマクドナルドなのである。デリバリーのピザショップ店のようなつくりのマクドナルドでは、より早く商品を受け取れるようにするため、持ち帰りのみを対応。
さらに回転をよくするために、メニューはいわゆる“定番”のものしか取り揃えておらず、オーダーはセルフレジで行ない、支払いはクレジットカードのみ。店内にはテーブルやイスどころか、デコレーションもほぼ皆無で、店内にはストローとナプキンが手に入れられるスペースほどしかない。
商品を受け取るカウンターの奥にはキッチンが見え、そこで従業員が調理している姿が確認できる。
最小限の従業員を使い、より早く、より回転率のいい店を目指すという、近未来的な店舗といえる「マクドナルド・トゥ・ゴー」。もしかしたら、こうした店舗が将来増えるかもしれない。(フロントロウ編集部)